恩田陸 DVD夜のピクニック

夜のピクニック 特別版

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夜のピクニック 特別版
【発売:2007年2月】

青春小説を書かせれば、独特の繊細な心の動きで感情移入させるのがうまい恩田陸の同名作が原作。年に一度、高校で行われる「歩行祭」。
80kmを24時間で歩き通すというイベントに、3年生の貴子は、高校最後の思い出として、ある思いを胸に参加する。それは同じクラスの融に話しかけること。
ただそれだけの一歩が踏み出せない深い理由が一夜のうちに明かされつつ、昨年は一緒に歩き、今はNYに暮らす親友の杏奈ら、クラスメートそれぞれの複雑な思いが交錯していく。

この映画版がちょっと残念なのは、展開のメリハリに欠けるところ。確かに歩行祭というイベント自体、生徒たちがダラダラと歩く部分が多いのだが、映画は、回想部分を挿入しながらも、テンポが緩いところが難。
歩行全体の距離感の表現や、原作にはないドラマチックな要素が必要だった気もする。ただ、貴子役の多部未華子を中心に俳優たちはそろって健闘。
誰かひとりに共感できれば、いつの時代も変わらない高校生のホロ苦さ、甘酸っぱさという感覚を分かち合え、胸がキュンと締めつけられるかもしれない。

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恩田陸のプロフィール

小説家。
1964年10月25日宮城県仙台市生まれ。
早稲田大学教育学部卒。ペンネームは『やっぱり猫が好き』の恩田三姉妹に由来する。なお、名前から男性と思われることもあるが女性である。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年、『夜のピクニック』が第2回本屋大賞、第26回吉川英治文学新人賞、「『本の雑誌』が選ぶ2004年度ベスト10」を受賞。2006年 『ユージニア』で日本推理作家協会賞受賞。2007年 『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞受賞。
著書に『三月は深き紅の淵を』『ネバーランド』『MAZE』『puzzle』『ライオンハート』『上と外』『ドミノ』『ロミオとロミオは永遠に』『ねじの回転』『禁じられた楽園』等の作品があり、幅広い作風で活躍している。

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