恩田陸 新潮社
私は知っている、このハサミで刺し殺されるのだ―。 強烈な既視感に襲われ、女流画家・高槻倫子の遺作展で意識を失った古橋万由子。彼女はその息子から「25年前に殺された母の生まれ変わり」と告げられる。 時に、溢れるように広がる他人の記憶。そして発見される倫子の遺書、そこに隠されたメッセージとは…。
犯人は誰なのか、その謎が明らかになる時、禁断の事実が浮かび上がる。
著者略歴 恩田 陸 1964(昭和39)年、宮城県生れ。早稲田大学卒。 ’92(平成4)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなタイプの小説で才能を発揮している
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